曇 時々 晴 →ノールカップ岬→オラーフィヨール
1時くらいに起床する。前日は早めに寝たつもりでもこの時間なのである。
金を引き出すため、銀行へ向う。ATMで無理だったので、恐らく駄目であろうと考えていたが、やはり駄目であった。
クローネ無しでは先も不便なので、持ち合わせているドルとユーロを全て両替し、なんとか1000クローネ分を手に入れた。
ノールカップへ向けて走り出す。
どこかの町で給油をする。支払いの方法がさっぱりわからないが、ノズルを握ると軽油が出たので驚いた。セルフの後払いであった。なんと平和な事か。軽油もカードで支払う。
昼飯はノールカップ手前の町で頂く。物価高なので、ホットドッグみたいなのを食べる。
それなりに旨かった。がやはり高い。
フィヨルド沿いの道路を走る。景観は素晴らしいの一言に尽きる。
周りの山々には木というものが無く、むき出しの山肌に緑とも黄色ともつかぬ草が生えている。
右手に湾を望む。ポルサンゲン湾というらしい。
(ポルサンゲン湾、世界の果て)
途中、トナカイの馬鹿がにょろりと道路に飛び出してきた。
フルブレーキでなんとか撥ねずに済んだが、危なかった。タイヤはロックし、思ったより制動距離が伸びた。丈夫なタイヤではあるが故に、グリップ力はプアである。荷物は全て前の方へ。
血圧が上昇した。まいった。
(無敵のトナカイ)
途中、7キロ程ある海底トンネルを潜る。このトンネルがまた高い。
車が145クローネで、更に同席者1人で47クローネかかる。合わせて192クローネ。なんと。
往復で384クローネと高価。観光地なので仕方が無いか。
とかなんとかやっているうちに、ノールカップへ到着。
ヨーロッパ最北端に位置し、北緯77度10分21秒。とうとう辿り着いた。
最果てというのに相応しい景色である。そしてすこぶる寒い。
ダウンジャケットを羽織り、マフラーで完全防寒するが、足元はサンダルのままなのが悲しい。
因みにこのノールカップ岬も金がかかる。2人で390クローネ。日本円で約6600円。
しかし、それ相応の価値はあったのは確かである。と思いたい。
海に浮かぶ夕焼けは美しく、暫し眺める。この景色は筆舌に尽くし難い。
なんとなくもう一度ここに来るのではないかなと、ふと思う。
停泊地は道のPエリア。先客が1台。
もう夜中の12時ではあるが、西の空はうっすら明るい。
走行距離330キロ
いよいよ南下である。次なる国はスウェーデンか。
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