2007年8月31日金曜日

8/31 スウェーデン入り

雨 →カーレスヴァント(フィンランド)→イェリヴァレ(スェーデン)

8月最終日。夏休最後の日。
夜はとてつもなく寒く、寝袋から出ている鼻とか耳が冷たく寝苦しい。
夜明け頃にはアラレが降る程に。

結局、起床したのは13時くらいと遅い。まあいいが。
車内を暖め、準備し出発。

少し行った所でフィンランドに入る。
食堂で飯を食べる。高いが味はそこそこ。
その後、スウェーデンまですぐのはずだったが、何故かスウェーデン国境が見つからない。
20キロほど走って、道を間違えていることに気づき、Uターン。
先ほどの食堂を左に曲がるのだ。


P8310028
(フィンランドへ再入国、これが国境。だれもいない。)

スウェーデン入国後、白人2人組がヒッチハイクしていた。
乗せてやろうかどうか迷ったが、悪そうな顔もしてないし乗せてやる事に。
キルナという町までということだが、我々はイェリヴァレが目的地なので、キルナまでは行けない。途中までで良いのなら乗せてやる。それと後部に座席は無くベッドの上に腰掛ける感じでもええか?と聞くとOKとの事。

初のヒッチハイカー乗せで、少々緊張する。
この男女2人はオランダ人で看護士かなんかをしているとの事。キルナ以降はどこへ行くのか聞いていない。
年齢は30前後といったところか。

路側には、雪がちらほら残っている。8月だというのにまったく。
フィンランドに比べ、スウェーデンの道は本当に少々だが悪い。
法定速度は110キロ。勿論、この車で出せる訳も無く80キロで走る。
キルナとイェリヴァレ分岐点で2人を降ろす。彼らにさよならを告げ、イェリヴァレへ向う。
彼らも直ぐにキルナ行きの車を捕まえていた。結構止まってくれるものだと思う。

P8310038
(俺、向こうに何か発見!そしてオランダ人)

イェリヴァレに到着。結構栄えている町だ。給油をしソーセージ等を食べる。物価は、高い。残念ながら。

無線LANも拾えるだろうと考え、探索する。首尾よく見つかった矢先に、パトカーが隣に。職質かと思い、パスポートを提示しようとすると、ノープロブレムだそうで、見ようともしない。
「なんか困ってることあるか?」と警察。信じられない。
警察ってこんなにやさしかったっけ?ロシア時代を思い返しても、あまり良い印象は無い警察が、そんなことを言うなんて。
怪しまれるのも何なので、キャンプ場を探しているんだけどと言うと、よっしゃ着いて来い。みたいな感じになる。
しょうがなくパトカーのあとに着いて行く。有料のキャンプ場へ案内された。残念ながら有料に用は無い。フリーの所あるか?と尋ねると、
良くわからんが山のほうを指差し、いいビューだ。
などど言う。いや、別にビューはどうでもいいんで、フリーのスポットを教えてくれ。

OK!ついてこい!となった。
着いて行くのだが、このパトカー速過ぎ。VOLVOのパトカー。無理をして着いて行く。
すると結構、良い眺めの山頂までつれてきてくれた。まあいいか。明日また町に下りて、ネットしよう。警察官がここは富士山だと言う。
俺はそうなのかもしれんなと言う。
有難うスウェーデン警察。この場を借りて感謝する。
P8310041
(でかいポリス、サンクス)

しかし意外な事に、ここでも無線LANが拾えた。山頂に立っている、ホテル?らしき場所からか。なんにせよ良いことだ。

走行距離388キロ
今日も寒くなりそう。雨は止んでいる。 
  

P8310033
(スウェーデンへ入国!)

2007年8月30日木曜日

8/30 ノルウェー最後の夜

色々 アルタ→カウトケイノ

昨晩も寝るのが遅かった。
夜中の12時より、3時のほうが明るかったのは、高緯度の成せる技か。
結局4時か5時くらいに眠りに入り、起きたのは14時くらい。

アルタの町に入り、昼飯というか夕食というかを食べる。
物価高のため、ハンバーガーセットが1300円という恐ろしい額に。
1300円の味を噛み締め、南へ下る。

フィンランドとまた違った景色。川あり、渓あり、峠あり。
ノルウェーの法定速度のMAXは恐らく90キロか100キロ。
燃費を考えるとそんなに早くは走れないので、70から80キロで行く。
ノルウェーでは燃料費が高い事もあり、ロシア時代に補充しておいた軽油を使用する。20リットルだが、200キロは走れるだろう。

キャンプ場でシャワーを借りる。75クローネを基本料金として支払い、
シャワーは6分間10クローネ。2人で一緒に入る。
突如、お湯は激烈な水に変わるのでその時を怯えながら、体を洗う。

国境付近と思われるP場で停泊。
カップラーメンを食し、NOVAのメンテナンスをする。軽油を利用していた為、硫黄と煤が物凄いことになっていた。

走行距離255キロ
ノールカップ付近より寒くは無いが、依然として寒い。
明日は2度目のフィンランドIN。

IMGP3291 IMGP3263 IMGP3267

(ノルウェー最後の夜)

2007年8月29日水曜日

8/29 のーるかpppっぷ!

曇 時々 晴 →ノールカップ岬→オラーフィヨール

1時くらいに起床する。前日は早めに寝たつもりでもこの時間なのである。
金を引き出すため、銀行へ向う。ATMで無理だったので、恐らく駄目であろうと考えていたが、やはり駄目であった。
クローネ無しでは先も不便なので、持ち合わせているドルとユーロを全て両替し、なんとか1000クローネ分を手に入れた。

ノールカップへ向けて走り出す。
どこかの町で給油をする。支払いの方法がさっぱりわからないが、ノズルを握ると軽油が出たので驚いた。セルフの後払いであった。なんと平和な事か。軽油もカードで支払う。

昼飯はノールカップ手前の町で頂く。物価高なので、ホットドッグみたいなのを食べる。
それなりに旨かった。がやはり高い。
フィヨルド沿いの道路を走る。景観は素晴らしいの一言に尽きる。
周りの山々には木というものが無く、むき出しの山肌に緑とも黄色ともつかぬ草が生えている。
右手に湾を望む。ポルサンゲン湾というらしい。

   P8290032
(ポルサンゲン湾、世界の果て)

途中、トナカイの馬鹿がにょろりと道路に飛び出してきた。
フルブレーキでなんとか撥ねずに済んだが、危なかった。タイヤはロックし、思ったより制動距離が伸びた。丈夫なタイヤではあるが故に、グリップ力はプアである。荷物は全て前の方へ。
血圧が上昇した。まいった。

P8290035P8290040
(無敵のトナカイ)

途中、7キロ程ある海底トンネルを潜る。このトンネルがまた高い。
車が145クローネで、更に同席者1人で47クローネかかる。合わせて192クローネ。なんと。
往復で384クローネと高価。観光地なので仕方が無いか。

 PICT0022(海底トンネル)     

とかなんとかやっているうちに、ノールカップへ到着。
ヨーロッパ最北端に位置し、北緯77度10分21秒。とうとう辿り着いた。
最果てというのに相応しい景色である。そしてすこぶる寒い。
ダウンジャケットを羽織り、マフラーで完全防寒するが、足元はサンダルのままなのが悲しい。
因みにこのノールカップ岬も金がかかる。2人で390クローネ。日本円で約6600円。
しかし、それ相応の価値はあったのは確かである。と思いたい。
海に浮かぶ夕焼けは美しく、暫し眺める。この景色は筆舌に尽くし難い。
なんとなくもう一度ここに来るのではないかなと、ふと思う。
停泊地は道のPエリア。先客が1台。
もう夜中の12時ではあるが、西の空はうっすら明るい。

走行距離330キロ
いよいよ南下である。次なる国はスウェーデンか。

 
IMGP3195
(いや、素晴らしい)

IMGP3193 
(いや、素晴らしい) 

IMGP3217
(ノールカップ到着) 

IMGP3239 
(以外にも時間は、21時くらい) 

IMGP3236
(ラーラーラララー)

2007年8月28日火曜日

8/28 ノルウェー入り

晴れたり曇ったり →ラクセルヴ(ノルウェー)

昨晩、遅くまで小説を読みすぎた為、起床時間が15時と異常な時間に
なってしまった。
寒さに対抗しながら、だらだら準備を始める。
昨日干しておいた洗濯物が全部乾ききっていない。

数分走ると、そこは国境だった。
しかし人は居ず、何も無い。シェンゲン条約の威力を見た。
NORGEの看板を見なければ、ノルウェーへ入国したことさえ気づかない。川を境にノルウェーへ侵入する。

P8280021
(ノルウェー入国。記念撮影)

暫く走り、街に着く。
ノルウェーでは通貨単位がノルウェークローネとなり、
ユーロは通用しない。
クローネを手に入れる為、ATMで引き落としを試みるが失敗。
ここ最近、ATMでの引き落としが成功しない。何故か?原因の究明を急がなくては。
というわけで、クローネ文無しで今日は過ごす事になりそう。

次の町へ向い走り出す。
フィンランドに比べ、山が多い。そんなに標高の高い山は無いが、
フィンランドと違った景色がある。雨上がりの為か、美しい山間の景観が素晴らしい。

ここの町、ラクセルヴでもATMからの引き落としは失敗する。
銀行があるので、翌日そこで引き落とすことにする。既に銀行は閉まっている。

辛うじてキャッシング以外のカード機能は健在の様で、ホットドッグをカードで購入する。
カードが使用できるかどうかハラハラ物であった。

しかしノルウェー、物価が高い。1クローネが日本円でどのくらいなのかはっきりとは解らないが、2年前で1クローネが15円だったところをみると、現在では恐らく17円くらいかと推測する。
ホットドッグとコーラーがセットで、45クローネするから、日本円にすると765円する。
2人で1,530円。
フィンランドも決して安くは無いが、ノルウェイには負ける。
この国には長居は無用だ。このまま滞在していると破産すること間違いなし。

走行距離98キロ
寒さが本格的に身にしみる。

IMGP3180
(ノルウェーのお空)

P8280026
(カラショクの町)

P8280030 
(真夏のオーロラもどき)

2007年8月27日月曜日

8/27 イナリ湖

曇 後 雨 →イナリ→カルガスニエミ      

昨晩は寒くて、何度か目を覚ます。本当に寒い。夜半過ぎには7度くらいに。だらだら起き上がる。

イナリを目指し、北上する。
イナリにはイナリ湖がある。そのまんまのネーミングではあるが、
なかなかどうして、綺麗なものである。水質も澄んでいて、本気の夏なら、飛び込んで泳ぎたいものであるが、ここは北極圏。一生待っても本気の夏はこないであろう。

イナリ湖の景観を楽しみながら、北上する。
今日はシャワーを浴びようと決めていた日で、キャンプ場でシャワーだけ借りようとするが、最初の数件は、泊まりの客のみだということで、断られる。

しばらく進んだキャンプ場では5ユーロ/1人で借りれた。
その前に運動不足解消の為、軽くランニングする。
体が腐っている事に気づかされた。1k程走って心臓の危険信号を察知する。これ以上は危険である。死んだりする。

ランニング後のシャワーはなかなか良かった。
洗濯もついでにする。

また北上し、ノルウェーちょい手前のカフェで夕食。
チキンパスタを頼む。味はまあまあ。値段は高い。

いよいよフィンランド最後の夜だ。
明日からノルウェーへ突入する。

走行距離197キロ
気温は13度くらいか。
うまく寝れますように

IMGP3153IMGP3156IMGP3159IMGP3161IMGP3146IMGP3151
(全部イナリ湖)

2007年8月26日日曜日

8/26 サンタ野郎

曇 ロヴァニエミ→イヴァロ手前   

いつもどおり11時くらいに起きる。
寒くて布団から出難いが、意を決して起き上がる。

PICT0010

今日は前日が雨の為にいけなかったサンタ村へ向う。
幸い雨は止んでいるが、曇空が広がっている。
サンタ村は宿泊地点の対面にあった。近い。徒歩30秒。

このサンタ村では、赤色のポストに投函すると、クリスマスに届けてくれるサービスがある。
普通のポストへ投函すると、通常の郵便だが特別なスタンプが押されるらしい。

サンタ村には北極圏境界があり、そこを跨ぐと北極圏だ。
が、前日にどう考えてもサンタ村より少し先に進んでいたので、実は前日に北極圏INしていたのであった。感無量。

PICT0005
(気味の悪い像がある辺りが、北極圏境界線)

サンタクロースのオッサン自体にも会えた。まんまサンタクロースだった。
若干、日本語の単語が話せるらしい。というか十数カ国の言語を操れるとのこと。

サンタクロースはちょうどテレビで世界陸上をご覧になられていた。
このサンタさんと写真をとると、最低でも30ユーロはもぎとられる。
自分での撮影は禁止なのだ。サンタの付き人が写真を撮ってくださる。
僕らはそれを断り、サンタオフィスを後にした。さらばサンタ。

それから暫く走り、イヴァロへ向う。
時たまトナカイが見える。道路を横断する事もあるだろうから注意して走る。
トナカイ、結構でかくて、あれに衝突するとこちらの車もただでは済まないであろう。

途中のパーキングで停泊する事に。
さすが北極圏、くそ寒い。13度くらいしかない。
息が白く、体は縮み上がる。
しかしハゲはいままで半袖であったので、彼はすでに何かを超越しているのかもしれない。

PICT0006
(くそ寒いサンタ村を半袖で闊歩する、はげ)

走行距離263キロ
人生で初めて北極圏へ到着した記念日。

2007年8月25日土曜日

8/25 春眠、暁をなんとやら

雨 ずーと雨 ロヴァニエミ

なんと14時に起きる。
雨が降っている為、起きたり起きなかったりしているとそんな時間になっていた。
結局、17時に出発する。雨が降っているのにサンタ村なんか行きたくないので、今日もロヴァニエミに滞在する事に。昼飯とも夕食ともつかない、食事を食べにいく。
HESバーガーがあったので、そこでジャンクな物をたべる。フィンランドでは、こんなんばっかし。体に悪い。

しかし、フィンランドは店が閉まる時間が非常に早い。
スーパーもHESも含め、18時に閉店。土曜日は本当に早い。

キャンプ場で、シャワーを利用する。一人3ユーロ。
非常に気持ちが良いが、寒い。
(場所に寄るが、キャンプ場では、シャワーを幾らかで貸してくれるところもある。キャンプ場を利用しないと、シャワーを貸してくれないところもある。割合は半々くらいか)

P8250011
(シャワー借りれた。3ユーロ)

寝床はサンタ村の本当に近くと思われる場所の側。SAみたいなとこ。
サーモンのサンドイッチみたいなの食べる。
雨は降り続いている。

走行距離33キロ
息が白い。寒い。15度

2007年8月24日金曜日

8/24 アイスーホケー

晴 オウル近郊→ロヴァニエミ

朝方に雨が降る。
ロバニエミへ向い、走り出す。

途中、売店があったのでホットドッグを食べ   る。3ユーロくらいだった。
味はなかなか。といってもホットドッグはどう作っても、ある程度美味いのだが。

150キロほどでロヴァニエミに到着する。
15時くらいだったか。明日サンタ村へいくので、今日の走行はここまで。
ロヴァニエミで特にする事はないのだが、ネットでサンタ村の情報を調べる。

P8240013

サウナに行きたくなり、適当に探すが見つからない。
フィンランドでは、あまりその手の看板とかは出ていない。出ていても文字が読めないので解らないのだが。
インフォメーションに記載されていた、サウナらしき場所を探す。

見つけ出したのは、巨大施設「ラッピーン・アリーナ」
恐らくここにはサウナ無いだろうとの予感がした。とりあえず中に入る。
入り口のおっさんにサウナあるか尋ねると、「ある」という。
で案内してもらったが、無かった。いや、あったのかもしれないがよくわからん。本当に良くわからんが、最終的にアイスホッケの練習を観覧していた。
何故だ?サウナを探しにきていたのに、なぜ俺はアイスホッケの練習を見ているのだろうか?暫くみていたが、良くわからないので、
外に出る。生まれて初めてアイスホッケを生で見たのだが、まさかフィンランドで見ようとは。

P82400081

特に何もすることがないので、スーパーの駐車場で宿をとる事に。
夕食は冷凍食品のリゾットみたいなやつと、ラーメン。
結構人通りがあり、相当やばい人物に見えたであろう。

走行距離202キロ
北極圏近く、結構寒い。17度くらい。

P8240005

2007年8月23日木曜日

8/23 オイル交換  してもらう

晴 オウル手前→オウル近郊

オウルへ向い、走り出す。ガソスタで燃料を補給する。
オイル交換をする為、工具を探す。ホームセンターらしき商店を発見し、
工具を探していると、店員が話しかけてきた。恐らく何かお探しでしょうか?みたいな事を言われた。

オイル交換の工具を探しているのだが、近くにガレージ無いかね?
と尋ねると、親切に地図まで書いてくれて教えてくれた。有難うフィンランド人よ。
聞いたところによると、何件かガレージがあるらしい。
近くの2件を当たってみる事に。

1件目は、交換で50ユーロと訳のわからんこと言われたので退散。
2件目は、20ユーロで妥当と判断。お願いする。

P8230003
(オイル交換へドッグイン)
5分くらいで作業は終わる。そりゃそうだ、簡単な作業だからなあ。工具さえあれば…

オイル交換を終え、軽快に走り出す。遠慮はいらない。
200キロ弱ほど走り、オウルの街へ到着。

P8230006(道は続くなあ)

オウルの町は、フィンランドらしく綺麗で美しい。それ以外の感想なし。
なにか催し物があったらしく、港のほうは人で混雑していた。花火もあがっていたようだ。

IMGP3096
(なにが禁止で、なにが禁止でないのかさっぱりわからない)

ここの駅は騒がしく(といっても大したことは無いのだが)、いまいち気分がのらない。宿泊地を捜し求める事にする。

高速道路沿いには、SAが結構あるのでそこらへんを探しながら走る事に。20キロほど走って、24HのSAを発見する。
そこで停泊する事に。

走行距離292キロ
寒い。北極圏はもうすぐ。

P8230004
(あじゃらかもくれんてけれっつのぱ)

2007年8月22日水曜日

8/22 車内掃除

晴 ユバスキュラ→オウル200キロ手前

10時くらいに起床。
メールチェックし、出発する。さらばユバスキュラ。好きだったよ。
オウルという街へ向う。

R-4を走っていたはずなのだが、気づくとR-4では無くなっていた。
方向としては北を向いているので、まあオウル方面へ行くだろうという事で、前進。
名もわからない街で昼食をとる。惣菜パン1つという侘しさ。

P8220002(何か見ている僕)

途中、沼らしき場所で車内の大掃除を行う。
それなりに綺麗になる。清潔一番。

P8220004(おりゃー)

暫く進んだSCANバーガーの駐車場で宿を取ることに。
店のおばばが、優しく水をくれたので、洗濯をする事に。
今日買ったバケツが大活躍。
やはり洗濯にはバケツは必須だなと、ひとり呟く。
例によって車のヒーターで乾燥させる。車内が暑くなり、不快。

P8220009(あほですな)

走行距離120キロ程
思ったより寒くない。20度はあるかな。   

2007年8月21日火曜日

8/21 ユバスキュラ

晴 タンペレ→ユバスキュラ

かなり寝て13:30に目が覚める。惰眠を貪る。
SAの食堂で飯を食べる。昨晩と同じくハンバーガー。侘しい。
15時に出発。目的地は100キロほど離れた、ユバスキュラという街。
特に目的は無いが、寄ってみた。

オイル交換をしようと思っていろいろしたが、工具がたりずに挫折。
19ミリのラチェットはあったのだが、スパナが無く、ドレンボルトが緩まないのだ。ラチェットでは力が入らず無理。ぶーすか言いながら諦める。

P8210027
(オイル交換を頑張り過ぎて、けつプリな俺)

コウイチロウが散歩中に、レストランで水を頂く約束をしていた。素晴らしい。いったいどんな会話だったのだろうか。

レストランに水を貰いに行く。35リットルほど。
嫌な顔もせず、水を入れてくれたレストラン店員に感謝。しぇーしぇー。

夕食を食べに行く。ちかくのレストランへ。値段は、まあ普通かな。
普通のイタリア料理店。目が飛び出るほど高くはないが、それでも日本の1.5倍くらいはする。
よくわからない、何かを頼む。まあうまかった。サラダバーがついていて嬉しかった。非常に。
2人で20ユーロくらいかかった。兎に角高い。

走行距離135キロ
昨日よりあったかいが、日本の秋くらい。

2007年8月20日月曜日

8/20 感動サウナ伝説

晴 ヘルシンキ→タンペレ

ヘルシンキを昼ごろ出発する。
タンペレという街で、サウナを楽しむ予定。
途中、燃料を補給する。ディーゼルで1リットル/1ユーロくらい。高い。
レギュラーで1.23ユーロだった。やはり高い。

昼飯はサンドイッチ1つ。侘しいが、物価が高いので、良いものは控える。

タンペレの街についたが、サウナの場所がわからず、かなり彷徨う。
まず、我々はフィンランドの局地地図を持っていない。
「おもしろ世界地図帳2005」しか地図がないのだ。これではさっぱり解らない。
なにせ日本が2ページのみという縮尺なのである。ですので、サウナをこれで探すのは、酔狂を通り越してアホの極致。

P8210023 (ちょっと古い)

が、なんとか探せた。タンペレでも無線LANが拾えて、サウナの地名を知った。そしてグーグルアースでその地名を探し出した。

奇跡的にサウナが見つかった。
そのサウナはナシ湖の傍らにあり、サウナ上がりに「一丁湖に飛び込むかぁ」という制度なのである。

これがもう非常に最高なので、3回もナシ湖に飛び込んだのであります。
結論からいくと、フィンランドのサウナは、最高であり、それは世界トップレベルではないかと錯覚しても不思議ではないとかなんとか。

日本のサウナとは、また違った感覚のサウナでした。
日本のサウナでは基本的に、ムムムとか、ギギギーとかですが、
ここのサウナではみんな、ニコニコうれしいな、みたいな。
因みにサウナが4.5ユーロ。

宿泊場所は、国道沿いのSAみたいなとこ。

走行距離300弱キロ

からだスベスベ、お肌くっきり。

P8200011(サウナ後にくつろぐスペース)

P8200006(ハゲの向こうに、飛び込み台)

2007年8月19日日曜日

8/19 ヘルシンキ滞在2日目

11時くらい起きる。
特にすることも無い。

街を少し散歩する。
素晴らしい町並みですね。うっとりします。モダンとかセボーンとかヨロッパの町並みとかそう言った言葉が似合う。
ここにはロシアの様な、痺れる様な危険な匂いが全くしない。
邪悪な気配も無い。すこし、ほんの少し寂しい。

何枚か写真をパチクリし、車に戻る。
車を遠目から見てふと思った、正に浮浪者ではないかな、と。しかし今日もいい天気。

車は昨日から1ミリたりとも動いていない。
今日は自分の足で4キロほど歩いた。

夜飯はキオスクで冷凍パエリアを炒めて食べる。なかなか。

走行距離0キロ (歩きで4キロ)
昨日より寒くない。綺麗な街だ。

IMGP3042 (アパートらしき)IMGP3039 (家らしき)

IMGP3060(何か不明)

2007年8月18日土曜日

8/18 フィンランド

雨後晴曇 ラッペーンランタ→ヘルシンキ
P8170012

車を打つ雨の音で目が覚める。
そして寝る。起きたのは11時くらい。

とりあえず保険に入っていない事は問題なので、保険に入りたいと思う。
適当に走り、車関係の店に入っておっさんに聞いてみるが、ウィークエンドなのでやってないんじゃない?らしき事を言われる。

国境に戻れば保険を買えるんじゃないかしら。
なんで入国した時に聞かないのだろうか?まったくオツムが弱い。
という事で国境へ戻る。

P8180001 (国境へ戻る…)

関税事務所で保険加入出来た。
1ヶ月で110ユーロで、追加1ヶ月毎に65ユーロかかる。
俺たちは5ヶ月加入した。これがグリーンカードというやつ。
ヨーロッパ全域をカバー出来る。ただ、保険対象が人なのか車なのか
良く解らないが、俺だけしか加入出来なかった。もう一人となると追加で費用が発生するのだろうか。まあいいや。

安心して運転できる喜びを噛み締めながら、フィンランド首都ヘルシンキへ向う。
道中にハイウェイを走る事となった。無料だったので感動を覚えた。
良く整備されており、走りやすい。
制限速度は120キロ。だが、120キロで走っている車は少ない。
殆どが、100キロか90キロくらい。
われ等も頑張って120キロ出そうとしたが、諦めた。怖い。ボンゴ。怖い。

200キロ弱を走り、19時ごろにヘルシンキへ到着。やはり首都、大きい。
まず建物がでかく、センスが光る。ユーロピンアンな感じ。

特に目指す場所は無いので、無線LANを拾える場所を探す。
暗号化されていない電波は結構みつかり、ありがたやー。

暗くて良くわからないが、おそらく港の近くに車を停める。
無線LANは快調に電波を拾い、俺は日本にメールを送る。ありがたやー。
昼間に汲んだ水を使い、頭を洗う。死ぬほど寒い。19度くらいだが、風がね。

走行距離264キロ

頭を洗った直後に、謎の若いフィンランド人が話しかけてきた。
スズキのスイフトに乗っていた。あれがスイフトとは信じられないくらい古そうな車だった。挨拶してさよなら。

為替相場を見たら、ドルが114円、ユーロが154円と結構な円高になっていた。

2007年8月17日金曜日

8/17 フィンランド入国編

そして国境を越える。

暫く行くと、フィンランド側の出入国管理事務所へ着く。途中免税店があったが、貨幣はユーロ扱い。ユーロは持ち合わせていないので、なにも買えずそこを出る。
出入国管理事務所は綺麗で、近代的な建物だ。ロシアとはえらい違い。
管理官は女性で、優しく英語で質問してくる。僕も優しい英語で笑顔で答える。
簡単な質問の後、スタンプ押されて終わり。簡単簡単。
自動車の事に関しては、登録書を渡すだけ。特に申請書等は無かった。

フィンランドだ。

道は舗装されており、間違ってもグラベルなんて無く、あくまでターマック。
勿論凸凹なんて無い。舗装路だ。

標識で見た限り、最高速度は100キロ。一般道でこれである。
ロシアと同じく右側通行。

暫く走ってはたと気づく。保険が無い。
うっかり忘れていた。これは非常にまずい。
慎重にラッペーンランタの町まで走る。

ラッペーンランタ。そこはヨーロッパ。整備された道路標識に案内板。
ロシアと似て異なる。走っていて不安感が少ない。
とりあえず駅に停車。非常に綺麗な駅であった。ただトイレが1ユーロと高い。
スーパーのATMでユーロを引き出す。とりあえず安心。

キャンプ場が近くにあったので行ってみたが、日本のオートキャンプ場みたいな感じで、結構値が張りそうだったのでやめる。
結局、駅で停泊する。フィンランド最初の夜。残りの人生の最初の夜。

気温は涼しく18度くらい。夕食は日本からもってきたカップラーメン。美味。スーパーで見たレッドブルは1ユーロちょいで安かったのが嬉しかった。

走行距離171キロ
フィンランドだ。


(入国後すぐに記念撮影)