2008年1月31日木曜日

1/27 上海着

10時くらいに上海港到着。
思いのほか寒くないが、所々に雪が残っている。
下船後に、入国手続き。50分ほどかかる。

船内で知り合った、数人の日本人。
彼らと共に、市内へ向かう。

両替を済ませ、ホテル探しへ。
久しぶりのバックパックが肩に食い込み痛い。

外灘を通り、狙っていたホテルへ到着。
だが、ベッドの空きが無い。仕方なくほかのホテルを探すが、
どこも満室。
船内で知り合った、中国に詳しいSさんのおかげで
ビジネスホテルの予約がとれた。タクシーで向かう。
外灘から結構離れている。

一泊200元程度でいいホテル。


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1/31-2/1 南昌→広州

昼ごろに広州行きのチケットを探しに行く。
何故かどのカウンターも当日券しか売っていなかった。
どこか違う場所に行けば購入できたのかもしれないが、
場所がわからない。
しょうがないので明日、再度購入することにする。

洗濯物をさばいて、だらだら過ごす。

次の日に、再度チケット売り場に並ぶ。
30分ほど並んで、なんとか今日の18:43出発の寝台列車が取れた。
今日も南昌は雪が降っており、すこぶる寒い。

ハゲちらかしたおっさんが、つるつる滑り、ひっくり返っていた様が、
相当寒いのだという事を物語っている様に感じる。

発車まで暫く時間があるので、南昌の観光をする事に。
地球に記載されている観光スポットの中で適当に選ぶ。
トウオウカク(タンワンガー)が入場料50元と高価な為、駄目。
佑民寺(ヨウミンスー)が2元と激安だったので、そちらを観光する。

バスで15分ほど行き、そこから歩いて10分くらい。
地面が凍結していて非常に歩きにくい。

佑民寺。アパートやマンションの間にひっそりと佇むお寺。
入り口のおばばに入場料を支払い、中に。他の客?はあまり居ない。
熱心に拝んでいる人が2人程。


西暦500年代に建設された建造物。壁の仏像群はなかなか宜し。

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佑民寺を出るがまだ時間がある。
ピザハットを発見、昼食を食べる事にする。
わざわざ中国まで来てピザハットなんかに行かなくてもいいだろう、なんて思うかもしれないが、
こういうのも中々楽しかったりする。それに僕は中華料理が得意では無い。
ユーラシア横断中は、ファーストフードを利用することが多かった。これは費用の面で、
ファーストフードが有利だったからだ。しかし、各国のユニークなメニューを食べれるのは、
悪くなかった。というか旨かった。それ以来、海外のファーストフードも悪くないなと思う次第。
中国では高いけどね。

南昌で入ったピザハットでは、意外にも何も無かった。
数種類のメニューがあったが、注文できたのは1つ、ツナピザだけだった。
サラダもメイヨー、サラミもメイヨー、トマトもメイヨー、メイヨーメイヨー、シェーシェー。
サラダは無いが、サラダバーはあった。しかしこれも確認しとくべきであった。
サラダバーにはサラダは無く、フルーツばっかりが置かれていた。これで30元はぼったくりだなあ。
しかもサラダバーというかフルーツバーに行けるのは一回だけ。お代わりは駄目との事。
こんなピザハットみたことねーや。という事で結構笑った。行った価値ありだ。

変なピザを堪能した後は、駅前のマクドでコーヒー1杯で2時間ほど粘る。
発車の20分ほど前に駅の待合室にて待機。

しかし、こっからがきつかった。

たしか18:43分くらいの発車なのだが、その10分前になってもゲートが開かない。
いつもなら20分前には搭乗できるはずなのだが。不安になる。
18:43になってもゲートは開かない。英語がしゃべれる中国人を探して理由を聞くが、
遅れているという事しかわからないらしい。まあ、待つしかないなあ。

PICT0025(急に悪魔の文字が)

液晶の案内板に「晩点未定」の文字が。よくわからないが、未定なんだろうな。
隣のアモイ行きや、澳門行きも「晩点未定」の文字がきらめく。
1時間待ち、2時間待ち… と急に中国人がどよめく。
広州行き以外の列車が順に「晩点未定」から時間表示に切り替わっていた。

広州行きの表示板は変わらず。晩点未定。

3時間待ち、4時間待ち…
果たして今日中に動くのだろうか。ゲートの前には相変わらず中国人が列をなしている…
何時間まったらいいのか判らない状態で待つのは本当にきつい。
空調も無い大部屋で、くそ寒い中で。まったく。

5時間待ち… 列がどよめく。
晩点未定から変化がありました。本当によかった。

わーとみんな列車に乗り込む。ようやく列車にのれるのだ。
購入した切符は硬臥、2等寝台だ。
列車は進む。シェーシェー。

2008年1月30日水曜日

1/30 南昌へ

チベット行きを諦め、暖かい南へ向かうことにする。
チケット売り場で、南昌行きのチケットを購入しようとするが、メイヨー。
しょうがないので杭州までのチケットを購入する。

上海から杭州までで、54元(約810円)。
上海駅からでなく、上海南駅からの出発となる。
タクシーで上海南駅へ向かう。上海駅周辺からだと、およそ54元ほどかかる。

杭州行きの列車は比較的綺麗で、というかとても綺麗で、南海高野線の高野号みたいな感じ。
1時間とちょっとで杭州に到着する。外は雪景色。

早速、チケット売り場へ向かう。南昌行きのチケットを手に入れるのだ。
そして、勿論メイヨー。困ったなあ。

しょうがないのでバスで南昌行きのチケットを探す。
最初に尋ねたチケット売り場で、チケットがあるとの事。
値段は一人450元(約6750円)とても高い。電車なら多分200元程度でいけたと思う。
しかしながら、これ以外に南昌へ行く方法もわからないので、しぶしぶ購入。

1時間後の発車。昼飯を食べて時間をぶっ潰す。
が、食べている最中にチケット屋の兄ちゃんに呼ばれる。出発らしい。
急いで兄ちゃんの後についていく。周りには、同じバスに乗ると思われる謎の中国人が。

駅から結構歩き、よくわからん店の前に。マイクロバスがある。
兄ちゃんが人数確認を始めるが、どうも数人足りないらしい、駅まで探しにいった。
30分後くらいに残中国人が到着。とても寒い。

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中国でバスに乗って、ろくな思い出が無い。
勿論今回も悲惨だった。暖房をつけてくれない、タバコ吸う、くそ寒いのに窓あけたりする、
窓が結露して服が濡れる。いつもどおりろくでもない。

まあそれでも何とか、南昌へ到着。
夜中の2時に。

ホテルを探す。以外にも駅前には上海で泊まったMOTEL168を発見。
このホテル値段の割りに綺麗で快適。ビジネスホテルみたいな感じ。
無事チェックインし、となりのマクドで遅い夕食を。

そして寝る。

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2008年1月29日火曜日

1/29 雑技団

諸々の理由により、あっさりラサ行きを諦める事にする。
寒いのは嫌だ。暖かいところへ行こう。

今日は昨日購入した上海雑技団の公演を見に行く。
夜19:30開園だ。場所はリッツカールトンホテル。
席によって値段が変わる。よく見える席なら200元。
あとは150元と100元の席がある。僕らは150元の席を購入。
前日に買った為か、150元席の中でも一番前の席を取れた。

平日で、客の数は少なく快適に見ることが出来た。

なかなか楽しかった。彼らは常時、無茶な事をしていた。
いつ失敗するのか気になってしょうがなかった。

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2008年1月28日月曜日

1/25 出航

大阪の南港あたりから出ている、上海行きの船に乗る。
今は船上の人。

明後日の昼には上海だ。

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1/28 上海にて

一応、チベットを目指して中国を横切るつもりできたのだが、
時期的に困難ではないか思い始める。

電車のチケットがさっぱり購入できない。
というか、上海駅のチケット売り場に入れない。何故か軍隊が入場制限をしている。どうも様子がおかしい。

確かに今は旧正月の前で混雑するという話は聞いていた。
ラサ行きのチケットも簡単に入手できないという覚悟もしていた。
その場合は、直行では無く途中の町をつないでラサ入りと考えていた。
だが、それも容易では無いと感じ始める。

異常気象。中国南部の広範囲に寒波がひろがっているらしい。
その為、列車、バス共に多くの路線が運休に。
勿論、ラサ行きの列車も運休状態らしい。

この異常気象に加えて、中国の旧正月で帰省ラッシュが始まる。
どこかの町では暴動が起こったらしい。それで上海駅も軍による統制を実施していた様子であった。駅は少し緊張したムードが漂っていたような、いなかったような。

幾つかのチケット売り場を渡り歩き、探すもメイヨーの嵐。
蘭州、西安、鄭州などの経由地点のチケットもメイヨー。

後は飛行機しか無い。
だがそのチケットも旧正月のシーズン料金で蘭州まででも1800元程度かかる。そこから列車で700元程でラサ。
残念だが、そんな余裕は無い。青蔵鉄道に乗れないのも痛い。

旧正月が終わる数日前には、チケットも出てくるらしいし、
この雪もある程度解決の目処がたっているだろう。
しかし、ビザが無い。僕らはノービザで入国してので15日しか滞在できない。勘違いしていたのだが、ビザの延長はLビザ等を取得した人間だけが延長できるということ。ノービザで入国した僕らに延長は出来ない。

一度、香港に寄ってビザ取得も考えたが、結構南下する事になるので、
交通費も馬鹿にならない。

寒波の為かどうか知らないが、蘭州の気温が最高で-12度と非常に苦痛な温度。というかそれがどんなものなのか想像つかない。
そこまでの装備はしていない。

さてどうしようか。

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哀愁の街に雪が