次の目的地は香港。
中国にノービザで入ったため、残滞在期間が怪しくなってきたのだ。
通常であれば、余裕で次の国にいけるであろうが、この時期は微妙だという事がわかった。
その為、一時香港に入り滞在期間のリセットを行う事にした。
広州から香港への主なルートは列車かバスであろう。
とりあえず、列車でいってみよう。
まあ、なんとなくそんな気がしたのだが、今日も広州駅に近づけない。
1時間ほど粘ってみたが、道の封鎖が解ける気配がしない。
(果てに見えるは、広州駅。歩道橋の下あたりから封鎖されている)
※後で知ったことだが、この日の前日あたりで駅に人が集中しすぎて死人がでたらしい
ひょっとしたらそれが原因かもしれない。わからないけど。
しょうがないので、広州東駅でチケットを手配しよう。
地下鉄へ向かう途中で、中華飯店?という大きなホテルの前に「九龍」と書かれた看板を発見。
恐らく、確実に香港行きのバスであろう。チケット売りのおばはんに値段を確認。
一人80元(約1200円)。まあこんなもんかな。
チケット購入、すぐに発車となった。非常にまともなバス。変わった点といえば、右ハンドルだった事。
2時間ほどで中国と香港の国境(果たして国境というのだろうか)に到着。
出入国の手続きを済ませて再度バスに乗り込む。
知らなかったのだが、香港は日本と同じ左側通行で右ハンドルだった。
まあ確かにイギリスの租借地だった事を考えればあたりまえか。
そして非常に日本車が多かったのが印象深い。交通マナーも決して悪くない。
車でユーラシアを横断したわけだが、この中国だけは無事に運転する自信が無い。
フランスやチェコもマナーが悪く、道も分かり難かったがそれ以上の何かが中国にはある。
しかし、中国人の運転の巧さ?は尊敬する。四方に注意を払い、ぎりぎりすれすれの接触寸前でかわす
技巧派。本気で運転しているといった感じ。日本であの運転をすれば、すぐに接触事故を起こすだろう。
後ろの車がちゃんと前方を見ている、という確信が無い以上、あの割り込みは出来ない。
正に運転の康師博である。
さて、香港に到着したわけではあるが、バスを降りた場所がどこか分からない。
ホテルがどこにあるのか分からない。1香港ドルが何円になるのか分からない。香港がなにか分からない。
とりあえず1万円を香港ドルに両替する。おおよそ人民元と同じくらいか、ちょっと良いくらいか。
地図を見るも、中心部、九龍周辺しか記載されていない。
地下鉄を発見。どうも九龍からちょっと離れた場所にいるらしい。
今いるところが「太子」で「九龍」まで3駅。地下鉄に乗って九龍へ向かう。
有名なチョンキンマンションで宿をとることに。途中で、客引きのおばばに遭遇して、
隣のゲストハウスへ。200香港ドルと安くは無い。チョンキンマンションの大して値段が変わらないので、
そこに決める。値段の割には快適では無い。狭く、お湯も5分くらいしか出ない。
※「合意賓館」54-64NATHAN ROAD, TSIM SHA TSUI, KOWLOON, H.K.
MIRADOR MANSION, FLAT A11.5/F
(無線LANは無し)
御休み香港