晴・曇・雨 →ローテンボーデン→シンプロン峠
起床していなかった。だから払えない。
それでも13時起床という珍しく早起きな日となった。
これは幸先が良い。
今日はマッターホルンを見に行くのだ。
前情報では、ローテンボーデンという駅からちょっと行った所に池があり、
その池にマッターホルンが写り込むらしい。逆さ富士ならぬ、逆さマッターホルンか。
一応そこを目指してみる。TaschからZermattへそこから山岳鉄道でRotenbodenといったルートか。この旅初の列車での移動である。
車を駐車場へ入れようかと思ったが、このキャンプ場へ置き去りにする事に。ボンゴと暫しの別れ。
Tasch駅へ歩いて向う。そう離れていない場所にあり、綺麗な駅である。
この路線で行けるのは、Zermattまで。そこまでの運賃は往復15.6CHFで日本円にして、約1560円くらい。1駅片道800円弱か。
高いと言われている泉北高速鉄道より高いではないか。
大井川鐵道もこれ位したような、とかどうでも良い事を思い出したりもした。
数分後に列車が来た。綺麗な赤い電車。
景色を眺めながら、急勾配を登って行く。20分ほどでZermattへ到着。
そこから山岳鉄道へ乗らなくてはならないのだが、駅の場所がわからない。とりあえず、皆さんと同じ方向へ進む。
(ガラガラっ)
行き着いた先はロープウェイ乗り場。おかしい、ここに駅があると思ったのだが。さらにウロウロしていると、標識に電車らしきマークがあった。
山の方を見ると電車が走っているではないか。そちらに向かい歩き出す。最終的には元の駅にたどり着いた。
山岳鉄道の駅は先ほど下車した駅の目の前にあった。悲しかった。
山岳鉄道(マッターホルン鉄道だと思う)で、またチケットを買う。
目的地はRotenboden。運賃は往復で64CHF、日本円で6400円。
のところをスペシャルプライスという事で、終点のGornegratまで行けて57.6CHFという大変お得な価格にしてくれた。何故だろう?キャンペーンか何かやっていたのだろうか。
因みにGornegratまでの往復正規料金は、72CHF。とてもお得だ。
10分ほど待ち、電車が来る。アプト式の山岳鉄道だ。
このタイプの電車は日本では大井川鐵道でしか、今では走っていなかったはず。多分。
位相でラックレールがあるので、まあアプト式であろう。
日本ではあまりお目にかかれないパーミルをずんずん登って行く。
(山岳鉄道で往く)
先まで晴れていた空は、どんどん雲掛かっている。これはまずいのではないでしょうか。
と嫌な予感がよぎる。この雲ではマッターホルンはおろか、5m先も見えないではないか。
もんもんしながらRotenboden駅へ到着する。やはり、雲のお陰で山の方は真っ白なベールに包まれる。
(見えね)
兎に角、マッターホルンがあるであろう方角に向かい歩き出す。
標高が高い為か、結構疲れる。きっと酸素が薄いんだ。
と思ったが、唯の運動不足という可能性もあるなあ。
暫くすると、若干の晴れ間が見えてくる。
うまく行けば、ホルンも見れるんじゃないかしら。
という事で、高台まで移動し、ひたすら待ってみる。
念ずれば通ずる。
(待つのです)
マッターホルンがその全貌をあらわにしたのであります。
その姿形は筆舌に尽くし難し。何を言っても無駄であります。
だが、その雄姿も一時で、後には雲に覆われてしまったのであります。
そして、マッターホルンの対面にはモンテローザがある。
モンテローザがなんなのかは知らないが、とても美しく。
残念ながら、逆さマッターホルンを鮮明に撮影する事は出来なかった。
しかし、雲から顔をだす山々も素晴らしく。来た甲斐があったというものであります。
結局キャンプ場に辿りついたのは、20時くらいになっていた。疲れた。
イタリアの国境を目指し走り出す。
走行距離 60キ ロ
0 件のコメント:
コメントを投稿