2007年11月17日土曜日

11/16 御花の都、パリ

昨晩は記録的な寒さであった。午前7時で車内の温度計は-3度を指していた。
ガラスの内側に付着していた結露が凍っていた。恐るべし。
午前9時に車を叩く音。警察だ。
なんやかんや言われて、ドラッグは持っているかと聞かれる。
持っていないと答える。

花の都へ向う。
パリ、それは闘いの町。道路事情が今までの国と違う。
パリは特殊と感じる。渋滞も酷い。急に車線が無くなる。
ドライバーが何を考えてるのか解らない。
とりあえず、エッフェル塔へ向うが、それらしい看板が見当たらない。
方向と聞き込みを頼りになんとか辿り着く。
近くで車を停め、歩いてエッフェルへ。
エレベーターを使わないのなら、4ユーロ。使う場合、何ユーロかはわからない。
高さが約312メートル。これを階段を使ってひたすら登る。
まず僕は高所恐怖症で、地下鉄のホームと線路の高低差さえも少し恐怖に感じる。そんな人間が300メートル近くまで登ったのだから大したものだ。なんたる勇気。

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何段登ったか解らない。
頂上へ着いた時には、心臓が物凄い動きをしていた。例えるなら冠状動脈が閉塞された感じ。
目はかすみ、意識は朦朧としており足は震えていた。更にブルゴーニュ地方から吹き荒れる冷風の為、意識混濁寸前だったような気がする。
そんな状態で何を見ようというのか。
震える手を必死で抑えながら、シャッターを切りまくる。
涙の向こうに凱旋門を見た。

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帰りも階段だという事に気づいて、失禁しそうになる。

命からがら車に戻り、凱旋門を目指す。
エトアール広場にある、本物の凱旋門だ。セーヌ川沿いを通り、凱旋門へ到着。
実際、凱旋門なんて何秒も見ていない。見れない。
凱旋門周りにロータリーがあるのだが、正にカオス。車線は無いし、他のロータリーと違い、進入車優先の為かなり戸惑う。4分の3周するだけで、何度接触しかけたか。
今まで走ってきた中で、トップクラスのアホさだ。フランス人恐るべし。
パリに来るまでは、ロシアがトップクラスの狂いっぷりだったが、パリはそれ以上。認定。

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軽い感動の中、これは外せないのベルサイユ宮殿へ向う。
パリから少し離れた場所にあるが、どって事は無い。パリ市内よりましだ。

ベルサイユ宮殿。まあバロック様式の、まあいわゆる宮殿だ。綺麗だな。
季節柄、薔薇は咲いていないが夕日は綺麗だった。

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そしてオルレアンへ向う。ジャンヌダルクがどうのこうのの町だ。

走行距離271キロ
今日もシャワーは無し。そして寒い。

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